故郷への道のり
小学生の頃、知人の家よりマルチーズを見に来ませんか?というお話を頂きました。
カブトムシ、クワガタ、幼虫、鈴虫、ザリガニ、フナ、オタマジャクシ、金魚、セキセイインコなど、沢山の動物を飼っていた我が家にはじめての『ワンコを飼うかもしれない』との話が持ち上がり、それはそれは嬉しかったことを覚えています。
飼えるかどうかもまだ決まってもいないうちから名前の話になり、当時男女問わず格好良いと認められていた 沢○○二『ジュリー』にしようということに。
週末家族皆で ジュリーへ会いに行きました。
大きなお家の広い玄関に入ると、奥から続々と種類の違うワンズがお出迎えに♪
小さなワンコから大きなワンコまで。
その中でも、中型犬で真っ白のフワフワのワンコがマルチーズのジュリーでした。
「あ!!!ジュリーだ!!!」思わず呼んでしまった名前でしたが、ジュリーは『ワン』と吠えてくれました。
飼い主さんもびっくりされた様ですが、私達家族もびっくり!!!
不思議なことに、彼の名前は『ジュリー』だったのです(^-^)v
イングリッシュシープドッグですか?
チャウチャウ犬ですか?
小熊ですか???
ぬいぐるみですか???
散歩中色んなことを聞かれましたが、れっきとしたマルチーズだったんですよね(笑
カットされたことがないだけの・・・
そんな ジュリー、歩く時に右後ろ足が宙に浮いた状態で歩きます。
飼い主さんのお話によると、1歳にもまだ満たない頃に家を脱走、遥か生まれ故郷へひた走り続けたそうです。
その距離約13キロ。
4車線ある危険な道路を走り続け、右後ろ足は、その途中で事故にあったのではないかということでした。
どんなにお母さんが恋しかったのでせうか。。。
幸いうちからは脱走はしなかったものの、母が散歩させている途中、猛ダッシュで何処かにいってしまうことが何度かありました...(汗
大好きな○○ちゃん宅にいつも居ましたけど...(滝汗
ジュリーを田舎に連れて帰った際に、祖母からどうしても引き取りたいと要望があり、泣きながらお別れをした ジュリー。
田舎(長崎)へ行くと、遠い坂道の上から走ってきてくれた ジュリー。
貴方が老衰で亡くなったと聞いても、直ぐに側に行くことができなくて、ごめんなさい。
放火を知らせてくれた ジュリー
空き巣から守ってくれた ジュリー
何故か毎日、竹薮の中のエロ本の場所に案内してくれる ジュリー(笑
「ご飯だよ〜」という『ご』に反応して、階段を滑り落ちてくる ジュリー(笑
貴方のことを想い出すと、今でも胸が苦しいけれど、私は 結ちゃんという新しい家族を向かえて幸せに暮らしています。
いつの日か天国に行けたら会いに行くから、その時はまた、どっちが足が速いか競争しませうo(^-^)o
そんなジュリーを想い出せてくれる、素晴らしくキュートな男の子、ぱん姉様預かりの アントン君♪
どうか素敵なご縁が早くきますように♪♪♪
アントン君、アントン君の兄弟、応援してるでしお!!!(*^-^*)
今日も小さな天使に感謝